森のようちえんから国際交流まで、幅広い社会教育交流活動をご紹介します。

八ヶ岳花水日記

花水ロッキ-ハウスのご案内

日野社会教育センターに就職し、最初に担当したのが子ども会活動でした。続いて中学生の仲間づくりを進めるジュニアクラブを担当してきました。子どもたちとは、東京都の宿泊施設などを活用して、四季折々の自然を楽しむ活動に積極的に取り組んできました。
そこで、中学生と合宿に出かけると、消灯時間が過ぎてもしゃべり続け、施設の人に注意を受けることもありました。子どもたちからは「寝ないでいいので話をしたい」との希望が出るほど、語りたかったようです。
そこで、子どもたちの夢を叶えることはできないものだろうかと考えているとき、山梨県県北杜市白州町花水の標高700m地点に別荘地が売りに出ている広告が目に留まり、妻を説得して、ローンを組み1981(S56)年に土地を求め、テントを担いで子どもたちと出かけました。ほとんどの時間が食事作りだったようにも記憶していますが、それでも子どもたちは寝る間を惜しんで語り合っていました。

その時にリーダーをしていた、千葉関夫さんに「将来ここに小さな施設をつくりたいと」話しをしたら、「私もお手伝いします」と資金協力を申し出てくれ、1983(S58)年に千葉関夫氏のご協力をいただき手作りログハウス『花水ロッキーハウス』をオープンすることが出来ました。6畳二間の小さな施設でしたが、多くの仲間に使っていただくことが。中学生も巣立っていきました。

そして、1989(H1)年6月に、梅崎満州夫氏、千葉関夫氏のご協力をいただき、1階に和室と2階に6畳二間の和室とオープンデッキを増改築し、さらに2017(H29)年4月に1階と2階のオープンデッキに屋根をつけ、1階では雨の日にもBBQを楽しみ、2階ではビール片手に、南アルプスを眺めながらハンモックに揺られて子どもも大人ものんびりできる、施設に代わっていきました。
また、焚火を楽しむ東屋をつくり、たき火を楽しむこともできるようになり、天気の良い日には10分も歩けば、東に富士山・南に南アルプス・西に八ヶ岳・北に金峰山を望むビューポイントの場所につき、夜にはダイヤモンドをちりばめたような壮大な星空を仰ぎ見ることができます。

さらに、ロッキーハウス裏手には、2013(H25)年。ログハウスで音響ルーム『ランプ』を作りました。木のぬくもりを感じながら、真空管の響きを楽しんでいます。特にレコードで聞くクラシックやJazzやポップスはアナログの響きを楽しむことが出来ます。(もちろん歌謡曲も楽しんでいます)

そして定年を迎えた今、振り返り見てあのにぎやかだったころは何処へ。少し寂しさを感じていました。しかしある時「ちょっと待てよ、ひょっとして今自分の時間を楽しむチャンスが来たのではないだろうか」ということに気が付く。
そうだこれからは自分の人生を多いの楽しもうと決めて、今では月に1週間程度はロッキーに滞在し、温泉に始まり、クラフト、音楽三昧、土いじり等々好きなことを楽しんでいる。
ある人曰く、「それは道楽」だと。しかし道楽とは「道を楽しむ」と書いてあります。連なる山々を仰ぎつつ、四季おりおりの自然をたっぷりと楽しんでいます。


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