森のようちえんから国際交流まで、幅広い社会教育交流活動をご紹介します。

新刊紹介

『森のようちえん冒険学校』
―自然体験で 生きる意欲と 賢さを―

2021年5月下旬 新刊発売 定価1,980円(税込)
Kフリーダム刊
太郎次郎社エディタス発売

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心が輝いたあの日!

子どもにとって森のようちえんは…
木に好きなだけ登れ、雨でも濡れながら遊べるそんな冒険ができるところ
親にとって森のようちえんは…
子どもを認めてもらえ、親も認められた気になるところ
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刊行に寄せて

そんなに遠くない昔。子どもたちは、地域の広場や自然の中で仲間と群れて遊ぶことが日常的でした。
川遊びをしたり、海で貝や魚を採ったり、野山では木の実を採ったり、野生動物を追いかけまわしたり、地域の広場では缶蹴りや鬼ごっこ・チャンバラなど、日が暮れるまで夢中になって遊んでいました。

また、悪戯が過ぎれば、地域のおじさんおばさんから叱られるなど、地域コミュニティも豊かでした。
子どもたちはそんな遊びを通して、本物の自然の豊かさを感じ、仲間関係を培い、心もからだも鍛え、人間的にも成長し、生きる力を身につけてきました。

しかし、都市化・核家族化・電子メディアの普及などにより、子どもたちが近くの公園や自然の中で群れて遊ぶことは少なくなり、子どもの体力や好奇心そして人間関係を築く社会性もまた低下してきたように思えます。
加えて、新型コロナウイルス感染症が続くいま、子どもたちにとって当たり前であった日々の自由な遊びができなくなり、いらだちやかんしゃくが増え、ストレスが溜まっています。

当初、私たち「森のようちえん&冒険学校」でもアウトドア活動を自粛していましたが、自然のなかは密集・密閉・密接を避けて遊ぶことのできる格好の場所であると判断し、子どもたちの“思い切り遊びたい”という欲求に応えていこうと、感染症に気を配りながら、自然のなかでの活動を展開しています。
また、“夢中になって遊ぶ”そのものの中に学力と科学的素養の芽が包含されていると脳科学者が示唆しています。
子どもたちの成長・発達に欠かすことのできない遊び、特に自然体験を志す人々に活用されることを願って、この本をしたためました。

中能 孝則

メッセージ

子どもたちが自然の中で遊んだり冒険するのは自分を多様に試す体験、自分の好きなものを見つける体験、自分で計画し失敗しても自分で責任を取る体験、仲間と心置きなく協働する体験等を通じて、たった一回しかない人生を、自分で設計し、自分で主人公になり、自分で演じる練習をしているのだ。

東京大学名誉教授 汐見 稔幸

子ども時代の体験は、その後の人生に何らかの影響を与えていることは、どなたも否定はされないでしょう。
どの様な未来社会が待ち受けようと、子ども時代の自然を通じた体験やそこで培われる豊かな感性が、人間性の基礎となることを著者は本書を通じて私達に伝えています。

NPO 法人森のようちえん全国ネットワーク連盟 内田 孝一

目次(抜粋)

(全208頁)

寄稿(メッセージ)
Educationの原義に戻った実践……汐見稔幸
子ども時代の自然体験活動は、人間性の基礎となり、未来につながる……内田幸一
プロローグ
森のようちえんのはじまりはデンマーク
第1章 日野社会教育センターの活動(心ときめいた日々)
三つ子の魂百まで
第2章 森遊びで育まれ身に着けていく生きる力
子ども時代の自然体験は、生涯に影響する
第3章 安全に安全に は最善の策ではない
スキルや認知の発達には挑戦的な遊びが有効
第4章 リーダーのホスピタリティー(歓待)
自然体験活動で求められる指導者のホスピタリティーとは
第5章 野外活動を楽しむための い・ろ・は
第6章 森のようちえん&冒険学校の参加者や保護者からのメッセージ
エピローグ(心にのこる出来事)
〝もはやこれまでかと〟と進退伺を出す
「右足のスペアはないですか」
何ものにも代えがたい自分を見つけ出すスイッチは、すべて森遊びの中に
あとがき
子どもたちを野外で遊ばせたいと思っている保護者の応援に

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    Comments (35)
    1. ありがとうございます!そう伝えたくて。

      一足先に読ませていただいていますが、巻頭の汐見稔幸先生や内田 幸一理事長の寄稿メッセージから胸がいっぱいに。最初から最後まで胸がいっぱいになる本でした。
      これまで真摯に自然や子どもたち、保護者の皆さんと関わってこられた姿が思い浮かび、森のようちえんを引っ張って来てくださったこと感謝でしかありません。
      ありがとうございます!そう伝えたくて。
      デンマークで始まった森のようちえんですが、25年間デンマークへの視察研修を実施されてきた中能さん。
      デンマークもいつか中能さんに連れて行ってもらいたいです!。
      中能さんは日本では45年以上、幼児や青少年の野外活動を引っ張ってこられました。
      汐見先生も書いておられますが、「森のようちえん関係者だけでなく、幼児教育関係者、学校教育関係者にとっても確実に役に立つ原理集にもなっています。」
      ぜひぜひおすすめします!
      これぞ、日本の森のようちえんの本!だと思います!
      今後ともよろしくお願いします!
      奈良県 岡本 麻友子

    2. 土岐香 より:

      一気に読ませていただきました。

      私も、日野社会教育センターの「森のようちえん&冒険学校」のメンバーとして、野外活動を体験できたら、どんなに幸せだったでしょう!!!
      さらに、娘たちにもその機会が与えられていたら、きっと一生の宝物を見つけることができたでしょう!!!
      人間は自らを成長させるために課題を決めて生まれてくると言われています。
      その課題を実現するためには、中能先生がおっしゃるように、子ども時代に自然の中で夢中になって遊び、五感を鍛え、第六感(感性・直観力)を養うことがとても大切だと思います。そして、そのことは21世紀に求められるスキルの土台となるのですね。
       参加された方と保護者の方のメッセージも、とても素敵でした。一つひとつの言葉に魂が宿り、感動で胸が熱くなりました。
      『何ものにも代えがたい自分を見つけ出すスイッチはすべて森遊びの中に』。自然の叡智の中で心をときめかせる体験は、人間の成長にとって決定的に大切ですね!!!
      素晴らしい本に出合うことができたことに、心より感謝申し上げます。
      本当にありがとうございました。
      土岐 香

    3. 中谷忠則 より:

      歴史の重みと後世に伝えたいノウハウ

      間接的に日野社会教育センターの活動は知っていましたが、私達夫婦には、経済的に3人を参加させるには難しと断念していました。しかし、この中に140円のお昼ご飯で息子さんを参加させてあげていたお父さんの話があり、凄い人がいて頭が下がりました。
      それでも我が家なりの自然との触れ合いを考えて子育てしていたからそれはそれで善かったと自負したりして!長年のご努力の数々に歴史の重みと後世に伝えたいノウハウと思いがあふれ、あっという間に読み終えました。

       また、昭和26年5月5日児童憲章が制定された事、改めて内容を確認させて頂き感動とあとがきの中能先生の幼少時の甑島を昔頂いた鮮やかな貝と共に創造させて頂きお父様とお母様の姿に更に感動、感激を頂きました。それから善き師との出会いのありがたさ。

       今は、孫(8歳、6歳)を通して子どもの感性の素晴らしさを学ばせて頂き共働きの娘夫婦の子育ての応援をしながら祖父母磨きにも努力精進の毎日を送れることに感謝して、健康寿命でピンピン・ひらり(吉永小百合さんの言葉)を目指して参ります。
      思いを伝える難しさ!に本当に悩みます。でも体験から学んだことほど人を感動させるものは無いですね。

       自分にしかできないことがあって、この世に生んで頂いたそのお役目をそれぞれが一生懸命に一所懸命に一日一日、一瞬一瞬を大切にていねいに暮らす。
      そうできることが理想ですが、願いを持ってそうできない自分とのギャップを楽しんじゃおう!と言うところが精進というのかな?ナンテ(笑)
      広島県 中谷忠則・美津子

    4. 門 祐輔 より:

      読みました。
      徹底して子どもの主体性を尊重し、その発達を伸ばすための試みは素晴らしいですね。
      小さな子どもや孫を持つ人に一読を勧めたいと思います。
      門 祐輔

    5. 野添智子 より:

      自分が楽しかった記憶を子どもたちにも共有したい

      森のようちえん冒険学校、届きました&拝読しました‼️子どもの頃の思い出が溢れ、懐かしさに涙する場面もありつつ読ませていただきました。

      私は野外活動クラブがきっかけで日野社会教育センターにお世話になり、その後ジュニアクラブへ。キャンプに行ったり、体育館でゲームをやったり、時に真面目に討論会をやったり。センターで合宿をして翌日センターから登校したり、ワクワクする活動をたくさんしたことを思い出します。
      高校の頃は部活に邁進する日々で、シニアクラブの活動にはあまり参加していませんでしたが、短大に入ってからリーダーとしてまたセンターに携わることになりました。リーダーと言っても小・中学生の頃に一緒に遊んでいた仲間が大きくなって、リーダーという名のもと、また一緒に遊び始めたという感覚で参加していたように思いますが。(笑)でもそこには、自分が楽しかった記憶を子どもたちにも共有したい、あの頃遊んでいた仲間たちが、大人になってからも当時の感覚を共有出来ていて、それがかけがえのないものになっているという確かな実感が、活動に参加する大きな原動力になっていたように思います。

      今、保育士として年長児を担任する日々、何も起きる前から「それは危ないからやめようね」「ケガするかもしれないから、それはやらない約束にしようね」等々言っていることが多いな〜と…。遊び切ることの楽しさを奪っているかもしれないと思いながら読んでいました。森のようちえんと同じことは出来ないと思いますが、子どもの好奇心を伸ばしていく遊び、遊びの成功・失敗で生まれる判断力、そして仲間と繋がって知恵を出してやり切る快感、そんなことを少しでも保育の中で伝えていけるように出来たらいいな〜と思いました。
      東京都 野添智子

    6. 今澤 隆一郎 より:

      今日届いたので早速読んでみました。子どもと直接接しながら、そのたびに学びをしている中能さんの真摯な取り組みを垣間見させていただきました。
      最初に掲載されている長沼公園、実は三週間前に一人で散歩のつもりで登ったばかりです。
      ところが113ページ当たりの記事に該当するとんでもない体験をしてしまったのです。帰りの下り坂で転んで左膝を激しく打撲してしまったのです。前夜に降った雨水が滑りやすい平らな岩盤に残っていて、それこそ注意しながら急坂を降りていたのですが、あいにく運動靴の底に凹凸がなくつい滑ってしまいました。
      翌日も強い痛みが残っていたので通院し、ただ膝骨にひびが入っていないことは確認したのですが一週間以上痛みがひかず、やれやれ歳取ると色々あることを思い知らされました。
      東京都 今澤 隆一郎

    7. 駒形富子 より:

      子ども時代の経験は人間の成長にとっても、かけがえのない時代

      子ども時代に経験した出来事は、その子たちの生き方に大きな意味を持たせていると思います。
      そこで出会った仲間たちとともに、苦労も歓びも、連帯することの大事さも学び、今に至っていると思います。人間の成長にとっても、かけがえのない時代でありました。

      子どもにとってもですが、それを見守る大人たち(保護者も)も成長させていただいたと思っています。
      そしてこの本はこれからを生きる人たちや自然体験活動をする人たちのご指南書にもなっておりまして、大変価値ある内容に編集されておりますね。
      感動しております。

      これからの子どもたちや若者たち、特にコロナ禍で、対面しての活動が制限されている昨今です。一緒の時間が持てなくても、心は繋がれます。実体験はかなわなくても、いつかまた日常が戻ったときに心から笑い合える日々のために、だからこそ、今できることを模索し、共感し、つながることの心地よさを味わってほしいと思います。
      東京都 駒形富子

    8. 木村 真由 より:

      私のいるこども園でも日々同じことが繰り広げられています。

      『森のようちえん冒険学校』を連休前に届けて頂き手にすることができ、大変嬉しく、読書で充実した連休を過ごすことができました。
      一言一句染み渡るような内容に、本当にエネルギーチャージを頂けた一冊でした。
      『森のようちえん冒険学校』の中に紹介されているカルチャーショックを受けられたというエピソードの数々が、私のいるこども園でも日々同じことが繰り広げられています。いまの日本社会、なかなかそれをこども達に許せる環境が少ない中、今自分のいる場所が、その経験を与えられる環境であることを改めて奇跡のように思い、大切に守っていかなければと思いました。
      北海道 函館市 木村真由

    9. 森 昭子 より:

      あれは紛れもなく私の財産です

      本が届きました。有難うございました。私もおもいっきり自然の中で育ったくちなので今から60年も前の豊かなふるさとの里山を思い出しました。あれは紛れもなく私の財産です。

      もう86歳になる私の姉は家の近くの山に咲き乱れていたカタクリの花が若い頃の一番の思い出の様で、この春熟年の旅でご一緒させていただいた國井さんから送って頂いたカタクリの花の写真を送ってあげたら本当に喜んでいました。

      此れからも日本の子ども達の為にご活躍下さい。
      今まで中能さんの活動がどんなものなのか具体的に分かりませんでしたがこの本のお陰で知ることが出来そうで良かったです。
      Stay safe !!
      三重県 森 昭子

    10. 高林千尋 より:

      無限の可能性を感じ

      ご本を拝読させていただき、森の力、自然の中で育まれる子どもの姿に、無限の可能性を感じ、暖かい気持ちになっています。
      地球の一員として、自然と仲間と共に育った子どもたちが平和な世界を創ってくれることに期待してワクワクしています。
      高林千尋

    11. 後藤信朗 より:

      子どもたちがのびのびと遊ぶ環境を用意したい

      中能さんたちのこれまでに実践もさることながら、それを本にまとめることは、また異なる苦労がかかったことと存じます。
      このご時世、私はすっかりインドアな生活になっていますが、子どもたちには、ためらいなく密になって、空の下、森のなか、人とのかかわりのもとで育っていける環境を用意したいものです。!
      東京都 後藤信郎

    12. 心豊かな子どもたちを育てていくために

      「森のようちえん 冒険学校」を拝読させていただきました。
      長年たずさわれた、森のようちえんや冒険学校の発展と子どもたちと向き合い成長を見守る姿に感銘を受けました。
      子どもの成長は本人だけでなく保護者の理解と、それにたずさわるリーダー育成の大切さを実経験かを語られていて、我が身を置き換え考えさせられるものでした。
      活動計画から準備、リーダーの心構えなど分かりやすく解説され、これから活動を始める若いリーダーにぜひ読んで頂きたい教本となる貴重な一冊と思います。
      今後も中能先生の活動は止まることなく、心豊かな子どもたちを育てていかれることでしょう。
      私自身も勝手ながら、中能先生から力をいただきたい気持ちになりました。
      東京都 小西 政幸

    13. 渡邉麗果 より:

      つくらず、かざらず、自分らしく。

      『森のようちえん冒険学校』を読み、本からパワーをもらいました。
      私は森のようちえんのスタッフをしていますが、“本当にやりたかったこと”“本当に子どもたちに伝えたかったこと”がよみがえってきました。
      理屈ではない、心と情熱が何よりも大切で、それが子どもたちに伝わるのだということを強く感じました。

      つくらず、かざらず、自分らしく。
      この本を書かれた中能さんのお人がらが伺える、今までにであったことのない1冊です。

      私も“自分らしく”森のようちえんの子どもたちの仲間として生きていこうとそう改めて決心しました。
      この本は、私の宝物。
      この本は、私のちっぽけな人生の大きな道しるべを作ってくれた、そんな気がします。
      新潟県 渡邉麗果

    14. 高橋優子 より:

      日々心に止めて身に付けていきたいこと

      読ませて頂きました。
      以前先生にお話を伺ったせいでしょうか。エピソードがとてもイキイキと目に浮かぶようで、読んでいて楽しかったです。
      そして、自然体験活動のリーダーに求められるホスピタリティーや力量、身に付けたい力量などのあたりは、とても自分の活動の中でも日々心に止めて身に付けていきたいと感じました。これからも何かにつけて手に取り読み直す機会が多くなる気がします。
      東京都 高橋優子

    15. 近藤一彦 より:

      子どものときはやんちゃで

      子ども たちの活動の様子が良く判ります。
      「やんちゃ」は本能なんですね。
      自然の中に体ごと放り込んだ中で経験する「何か」。

      私自身の子ども時代を思い出します。著書の中の殆どが当時の私自身に重なりますね。
      当時は、犬も子どもも野放しのような社会だった気がします。
      現在は、野放しにはできません。社会が代わってきたのですね。
      だからこそ、日野社会教育センターが行う活動の重要性が判ります。

      この本、娘に送りたいと思います。
      娘の子供(小1、小4)教育に参考となります。    
      東京都 近藤一彦

    16. 忘れかけていたものを思い出させてくれました

      森のようちえん冒険学校の本、本当に楽しく読ませて頂きましたが、子どもたちの森遊びを楽しむ様子が目に浮かびました。
      参加者、保護者の皆さんのメッセージの一つひとつに感動し、森のようちえんのすばらしさを実感しました。
      長く保育に携わりながら少しずつ減ってきている自然との触れ合いとともに、子どもとお母さんの変化を感じつつ過ごしていました。
      保育者として忘れかけていた素晴らしいものを思い出させてくれました。
      ありがとうございます。

      東京都 里見みどり

    17. あるべきホスピタリティやスタンスは不変です

       私は、幸せなことに講習会企画運営担当者として、中能先生と議論する機会を多数いただきました。度々の議論や実践を経て、先生には資格取得に要する履修単位をあまり意識せず、先生が大切だと考える実践事例を自由に話して頂くスタイルに落ち着きました。
      しかしながら、先生の講義は実に多くの単位要素に溢れ、資格取得に十分な内容を網羅しているだけでなく、受講者満足度がとても高いものになりました。
      この本は、それらの数々の講義で後進に伝えられてきた内容がしたためられています。中能先生のマインドが不滅になったように感じ、とても嬉しく思っています。

      この本に対する評価の多くは、森のようちえんをはじめとする野外活動に取り組む者、これから始めたいと考えている者に対し、効果的な方法や安全策を提示してくれる…というものかもしれません。
      もちろんその通りなのですが、「それだけではない何か」を多くの読者様が感じられることと思います。先生が提唱・紹介されているエピソードの全てが、子どもたちに学びを提供する者として、最も基本的で欠かせないホスピタイティ、即ち子どもたちの利益である良き成長発達を最大にするための思考で貫かれており、後進である私たちを励まし、後押しし、あるべきスタンスを提示してくれています。

      技術や手段は時代により変化します。あるべきホスピタリティやスタンスは不変です。
      この本の本質的価値は、明らかに前者ではありません。提示されている手法や判断に至る、先生のホスピタリティやスタンスを感じとれるところにこそあると考えています。
      是非ご一読いただければ幸いです。

      東京都 岩越健

    18. 風早洋子 より:

      子どもたちの優しさや創作力は本当に素晴らしい

      「森のようちえん冒険学校」楽しく読ませて頂いています。
      孫が4歳から10歳の男の子ばかり4人、一緒に遊び回っています。
      何よりも、子どもたちの優しさや創作力には、いつも驚かされています。
      三重県 名張市 風早洋子

    19. 自分で考えて遊ぶこと、自分たちの力を信じること

      『森のようちえん冒険学校』を読んでいると、子どもたちの素敵な表情が目に浮かんできました。
       自由に自分で考えてゆったりと遊ぶことが、ますます少なくなってきてしまった今、森のようちえんに出会えた子どもたち、そして保護者のみなさんは幸せだと思いました。
       家庭や学校、そして幼稚園でさえも時間と教育課程などに縛られ、なかなか子どもたちの時間の流れに寄り添うことができないのが現状です。
      そんな中でも、子どもたちが考えて遊ぶこと、自分たちの力を信じること、そのために大人は万全の体制で見守ることの大切さを改めて感じました。

       ルールのある遊びや、やることが決まっている時間は楽しそうに過ごせるのに、好きな遊びをする時間になると、大人の後にくっついていくだけだったり、ただウロウロするだけだったりの子どもたちがいます。
       危なくないように、簡単にできるようになどと、良かれと思って先回りしてしまうことが多くなっているからだろうと感じています。
      まずは、周囲の大人の意識なのではないかと、森のようちえんの取り組みからさらに強く思いました。
       東京おもしろ野外学校 伊藤勝則

    20. 澤渡夏代ブラント より:

      自然との共存の心がこの一冊の本の礎に

      森のブナが若葉を揃えた5月、中能著「森のようちえん冒険学校」が日本からの長旅を終えてデンマークの我が家にやっと到着いたしました。
      到着直後の今、パラパラとページをめくったに過ぎませんが、沢山の方が応援してくださった様で、それだけでも「ほっくり」します。

      故郷甑島で育まれた自然との共存の心がこの一冊の本の礎になっているのかも知れません。「遊びから学ぶ」というデンマークの幼児教育の精神と重なり、心豊かな「人育て」につながる事と思います。
      そしてこの中に中能さんの今までの豊かな経験がいっぱい詰められている一冊だと感じました。

      5月上旬 デンマークより 澤渡夏代ブラント

    21. 小林照明 より:

      今の大人たちが子どもたちに何が残せるか?
       
      45年間の実績の積み重ねからほとばしる言葉。溢れんばかりの人間性を表現した言葉の宝庫。中能さんの体験の基本である。
      仲間に「振り返れば未来」と言った人間がいた。過去の先達の知識・技術を学ぶことが未来の夢を開いていける。分かりやすくて納得できる言葉である。
      この言葉をスローガンにしてファミリーキャンプを実施したことがある。子どもたちはもちろん、お父さんやお母さんたちも目を輝かしていた。中能さんの本にはこんな内容が満ち溢れている。
      どんな偉い学者でも、過去の事実・基本を学んで未来を考える。若者たちは、過去の知識・技術をさらに発展させることができる無限の可能性・技量を持っている。いかようにも発展させることができるのだ。その役目は若者たちだ。
      「今の大人たちが子どもたちに何が残せるか?」中能さんの本は、そんな示唆に溢れている。
      若者たちに読んでほしい1冊 
      東京都 小林照明

    22. 金城由紀乃 より:

      自然の中で子育てをしたい

      そう思って 沖縄に移り住んで 4年。
      人生の中で
      今しかない 子どもと居る時間をただ、私がそう過ごしたかっただけなのかもと、思う。笑
      でも、それでいい。
      大人が楽しんでいたら きっと子どもには、伝わるから。
      緑が、生き物が、水が 好き。
      ただ、それだけ。
      中能先生に出会えて その大切なことに改めて気付きました。
      ありがとうございます!
      今、中能先生の著書
      『森のようちえん 冒険学校〜自然体験で生きる意欲と賢さを〜』
      を読んで、また、改めて思う。
      自然の中で遊ぶという事。
      体験が、身になるという事。
      感じた事で 自分が創られるという事。
      五感をめいっぱい 楽しんで この地球を 遊び尽くす!
      沖縄より 金城由紀乃

    23. 飯窪 寛 より:

      ここに参加している子どもたちの豊かな人生が想像できます。

      『森のようちえん冒険学校』を読ませていただき、深く感動いたしました。
      まず、ひの社会教育センターでの実際の体験を通しての素晴らし経験を一冊の本として完成させたことに驚きました。ひの社会教育センターの素晴らしい活動の記録ですね。

      自然体験の中での子どもの成長を喜び、それを支える指導者の苦労、参加させる親の不安、そして楽しい思い出づくり、子どもたちが自然のなかでいきいきと遊びまわる姿が目の前に見えるようにつづられていて本当に驚きました。

      ひの社会教育センターの活動は、これから人生100年の時代、コロナのあとを生きていく子どもたちにとってかけがえのない大切な場所であり貴重な体験ができるところだと思います。
       なによりもこの本を読んで励まされました。
      山梨県 甲府市 小田切つや子

    24. 長崎諫早市こどもの城 池田 尚 より:

      現実を見る目を培っていく
       
      中能さんの人生の軌跡が詰まった書籍拝読させていただきました。
      1.「ヒヤリハット71」は初めて知りました。参考になりました。こどもの城では4つ(高速重熱)にしています。全て、ひらがなの「い」を付けると(高い。速い。重い。熱い。)危険な要素になるというものです。ちなみに、私の兄は、熱で命を落としました。
      2.リーダーのホスピタリティの章は、スタッフに読むように勧めました。中能さんの人柄が表れた章だと感じました。もちろん、共感することも多く、私達も心がけていることばかりです。
      3.夢物語と発した人もいるそうですが。現実を見る、視る、観る、診る、そして看る目が培われていないんだなと感じます。こどもの城では、全てがキレイ事でなく現実です。
      こうした、現実を見る目が培われていないスタッフの存在も認めつつ、そういう人々へ伝わるセリフを磨かねばならぬという思いを強くしました。
      諫早で行われた森のようちえん全国交流フォーラムでは、それがテーマでしたし、全国ネットの委員さん達も、「森のようちえんが好き」という人々以外の人々にどう伝えるのか、ますます重要になっている実例ですね。
      長崎諫早市こどもの城 池田 尚

    25. 子どもの感性に付き合いながら一緒に楽しむ

      子どもたちのやってみようとする気持ちを大切にする、分かっていたつもりのことでしたが、“効率性を優先しようとする大人の感覚ではなく、子どもの感性に付き合いながら一緒に楽しむ”という一文を読んだ時に、日々の自分の言動を振り返り、はっとさせられました。

      普段一緒に活動している子どもたちの年齢が低いこともあり、つい、「こうしてみたら?」「こうした方がいいんじゃない?」と、子ども自身が気づくより先に私が促してしまっていることが、ものすごく多いことに気がつきました。

      「子ども達が自分で考えて、やってみて、気づくからこそ、その子のものになる。大人が言ってしまっては単なる知識に過ぎない」
      本当にその通りだなと思います。

      大人の感覚ではなく、子どもの感性で一緒に楽しむということを改めて心に留めて子どもたちと過ごしたいと思います。

      具体的な場面の描写や、リスクや装備等の詳細な記述等もあり、全体を通して大変分かりやすく読ませていただきました。
      とても勉強になりました。

      金沢 NPO法人 ガイア自然学校 
      森のようちえんチーフ
      くろさわ みなみ

    26. 仁平(じんぺい) より:

      書いた人の声が聞こえるような感覚で

      読みやすく、分かりやすい内容でした。
      本を読む時に、普段は、声は出しませんが自分で本の文章を読んでいると思うのです。
      ところが、時々、その本を書いた人が読んでくれているように感じることがあります。書いた人の声が聞こえるような感覚です。
      そして、ワタクシ、そんな風に読める本は絶対に良い本だと思っているのです。「森のようちえん冒険学校」は、まさしくそういった本でした。
      沢山の人に読んでもらいたいと思いました。
      東京都 じんぺい(仁平)

    27. 千葉関夫 より:

      人の成長にとってもっとも大切なのは、最終学歴ではないな。最初学歴なんだな

      先日、友人から読後の感想とお勧めの言葉をいただきました。読んでいて、私が独り占めする文章ではないと思いましたので、この欄をお借りして紹介させていただきます。
      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
      『この本の良さは、中能さんの実践全体を、いくつもの角度から焦点を当てて論じることができるという豊かさにある、と思います。
      中能さんは、デンマークから、本来の子育ち・子育てとはどのようなすがたなのかを、下手な子育て論で脚色することなく、そっくりそのまんまを持ち帰っておられるように感じます。大げさではなく、その価値に直にふれ、感じることができる素晴らしい本が誕生したのと言えるのです。従来の手垢にまみれた有りがちな子育て論と一線を画しているようなのです。

      その点で、読み過ごせないのは、保護者の皆さんからのたくさんの寄稿文です。これらの文章を単に「親御さんとしての感想文」として読んでしまうと、提示された実践の価値の本質を見失うかも、とさえ感じます。
      私は、恥ずかしながら、涙しながら読んでしまいました。なぜか。
      このような、子ども一人ひとりの声(と言葉)が直に聴こえる本はいまだかつてなかったように思ったからです。
      家の中や学校では、伸びゆく芽を縮みこまれ閉じこめられた子ども一人ひとりが、最初はおずおずと自然の中に自分自身を解放させ、出会い、やがて何度も挑戦と失敗を繰り返しながら自分の生きている!感覚を、身体に刻んでいくのです。五感を超えたものさえ感じ取れているようなのです。
      そして、そばに立ち合う中能さん自身が、子どもの小さなその動き、変容一つひとつをうわあっ!と感動しながら見い出していくのです。
      さらに、泥だらけで帰ってきた昨日までのあのあの子が、なんだかすっかり変わって帰ってきたと感じた親がまた、自らを振り返りながら深く反省していくようなのです。
      つぶさに読んでいくと、みんなが眼から鱗だらけになるんです。

      願わくば、めいめい膝にこの本を置いて読書会でも開きたいところです。あちこちで。さまざまな読み方で。わいわい忌憚なく話し合うことで、中能実践の奥深さが感動とともに湧き上がってくるはず。
      いいえ、それだけではないはず。

      少なくとも私は、この本(実践)には、これからの人間の成長と学びに絶対に欠かせてはならないものが埋もれている、と思いました。
      つくづく、「人の成長にとってもっとも大切なのは、最終学歴ではないな。最初学歴なんだな」ということを思います。
      こりゃ良い本だ。子育ち必須の滋養ビタミンいっぱい、眼から鱗のGood Bookですよ〜!』

      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
      私、千葉はオーストラリアに住んでいる娘に読ませたくて送りました。孫に義息と一緒にこのような体験を用意してくれることを願いながら。
      北海道 伊達市 千葉関夫

    28. 子どもたちの子どもたちにも大切なことを伝承することができるように

      実際に体験した経験をもとに丁寧に書きあげた本書を読み始めすぐに『自然の中に行きたい、遊びたい』と思い、マウンテンバイクで山麓に走りに出かけたほどです!!。

      インターネットが発達し、なんでも検索ができる時代となってきている現在ですが、やはり経験をもとに出た言葉からは『重みと人間味』があります。

      忙しさを理由に私自身、子どものころに感じたことが薄らいできましたが、子どもと一緒にいて、遊ぶことができることが一番の宝ですね。

      その子どもたちが大きくなった時に、子どもたちの子どもたちにも大切なことを伝承することができるよう、これからも自然の中で遊んでいこうと思っています。
      私のビジネスへも通じることがあり、大変勉強になります。

      Tasmania AJPR : Australia Japan Public Relations
      オーストラリア タスマニア タスマニア旅行のパイオニアAJPR
      石川 博規

    29. 髙山峰重 より:

      便利な時代が幸せですが、自分の手で何かをする事も大切ですよね。

      本が届きました。有り難うございます。
      早速に本を捲りました。
      小林照明さんのメッセージを読みました。素敵な出会いですネ。
      私は、戦後の新宿で育ちました。近所の空き地で板切れを集めて、秘密基地を作って遊びました。ある日、板切れを拾いあげたとたんに井戸に落ちました。腰まで水があり、怪我はしませんでした。大声で「来年小学校に入る髙山峰重です」と叫び続けました。近所のガラス屋さんの若い人に引き上げて貰い助かりました。
      ガスも水道もない暮らしで、朝の釜戸の火を起こすのは、私の役目でした。その経験が今でも、火を起こすのは、上手です。井戸で水を出し続けて、おふくろの洗濯を手伝った想いでも懐かしいです。
      東京ガスでも小学校へ出前授業をしています。バーナーに火をつけるのに、マッチが擦れない生徒が殆どです。
      何でも便利になって、ツマミを捻れば火が着き、お湯が沸き上がれば、自動で消える。
      水道も手を翳せば水が出る。
      便利な時代が幸せですが、自分の手で何かをする事も大切ですよね。
      小刀で指先を切って大怪我をしたことも、ありました。
      怪我をすることの痛さをおもいっきり経験しました。
      子どもの頃の体験が70才を過ぎた今も貴重な体験として、今の生活に活かされていると感じています。
      ユックリと頂いた本を読ませて、頂きます。
      有り難うございます。
      東京都八王子市 髙山峰重

    30. これでいいんだー!

      森のようちえんの大先輩、中能さんが【森のようちえん冒険学校】を出版されました♪
      かぷかぷにも3年前におはなし会をしていただいたり、あたたかく応援してくださっている先輩です♥
      読むと、実践者として、また保護者として、
      ああやっぱり自然の中での活動を続けていくってこんなに素敵で意味があることなんだ、これでいいんだー!と、
      あたたかく背中を押してもらえる言葉の数々です。
      ぜひ読んでみてくださいね♪♪

      東京都青梅市 かぷかぷ山のようちえん
      小川 佳那惠

    31. 櫻谷眞理子 より:

      ゲームよりも楽しい世界がある事を知った子どもたちは幸せですね

      ご無沙汰しております。お元気でしょうか?
      『森のようちえん冒険学校』を出版されるなど、ご活躍されておられるようでうれしいです。
      実践を基に書かれている本なので、説得力がありますね。
      自然の中で生き生きと遊び、ゲームよりも楽しい世界がある事を知った子どもたちは幸せですね。
      今、スクールカウンセラーの仕事をしており、ゲームで遊ぶしか楽しみが無い子どもに出会っているので・・・そう思います。
      櫻谷眞理子 立命館大学名誉教授

    32. 鳥の声、風の音、夜空の星すべて子ども時代に必要なこと!

       ヨンタ(著者のニックネーム)の書かれた「森の幼稚園冒険学校」拝読させていただきました。
      今までの実践を書き、まとめたことに敬意を表します。
      また、人の成長に何が必要かという強いメッセージが最初から最後まで貫いていること優しい言葉で綴られていらっしゃるのに、ものすごい強い熱い気持ちが届きました。
       前半デンマークの実践が紹介されていましたが、これは、日本の教育に対する強い批判と読みました。ちなみに、私は小学校の教員ですので、日本側にいるのが現状で、正直耳が痛いのですが、この森の幼稚園の主旨に賛同する一人です。
       ヨンタの声が「日本の子どもたち、小さいころにたっぷり遊んでいないよ。もっと遊んでいいんだよ」と聞こえます。ひいては「日本のお父さん・お母さん大切な遊びをしないで大人になっていますよ。」
       「お父さん・お母さん、先生方、今からでも遅くないから、自然という名前の大先生に、わが子をゆだねてみてはいかがですか」そんな、メッセージが聞こえてきました。
       鳥の声、風の音、夜空の星すべて子ども時代に必要なこと、これは権利であるまでに達したことからも強い意志を感じました。
       日野社会教育センターのスタッフが、この活動のスタートで人が集まらない時、活動を後押しした歴史があったことの一文に目が止まりました。この後押しするリーダーが、誰かがいなかったら、この歴史はなかったとも読めました。
       年長者になった今の自分が、誰かの背中を押しているだろうか?自問自答です。
      ここで重要なのが、この活動で育った経験者たちが今でも「原体験を語っている」ことだと思いました。そして私たち年長者はこの人たちに、このミッションを次の時代にゆだねなくてはならないということ、その時本著が「ヨンタがこんなこと言ってたな」と役に立つことも想像しました。
      ヨンタ、すごいです。お疲れ様でした。
      啓明学園初等学校 教諭 齊藤 章

    33. 有村理恵 より:

      生まれてきてくれてありがとう!出会えて嬉しいね!
       
      初めに、森のようちえんウィズ・ナチュラでは毎月森の中でお誕生会をします。この写真は毎月あるお誕生日会の写真す(写真はFacebookで紹介しています)!娘の前のケーキは森のケーキと呼んでおり、会が始まる前に園児みんなで切り株にその季節、季節で実っている草花や木の実を飾り付けます。(https://www.facebook.com/takanori.nakayoku.7)
      会が始まると、母はわが子が生まれてからこれまでのストーリーと想いを、園児みんなの前で話してから、みんなでお祝いします。生まれてきてくれてありがとう!出会えて嬉しいね!の気持ちが溢れる、毎月とてもあたたかい会です。 

      さて、中能さんの著書『森のようちえん冒険学校』を拝読いたしました。
      「大変な世の中」というのがわかりやすく感じられるようになってきた昨今、大人もますます自分の足で立ち、踏み出す力をつけなくてはと思わされます。

      『森のようちえん冒険学校』は様々な実例に沿った内容から、私自身これまで漠然としか捉えきれていなかった森のようちえんを、詳細にスポットをあてながら整理して捉えることができました。
      万が一、地元で森のようちえんをつくりたい!となったときにバイブルになる1冊だなと勝手ながら感じております。
      森のようちえんで、わが子と共に生きる力をつけていきたいと思います。 
      そして、何よりも子育て中の保護者の皆さんに是非読んでほしい一冊です。

      森のようちえんウィズ・ナチュラ(with_natura)
      年中児保護者:有村理恵
      https://www.withnatura.com/

    34. Nakayoku より:

      ファミリーキャンプを楽しんだ2021年
      「ガスランタンを初めて点けたり」「雨の森を歩いたり」「カブトムシを探したり」

      日野市高幡に所在する訪問介護事業所、株式会社かけはし(渡邉雅子代表)にお勤めの髙橋美枝さんより、次のような感想をいただきましたのでご紹介いたします。

      『森のようちえん冒険学校』を読んでいると、子どもの自分が目を覚まし、いてもたってもいられない。今すぐ外に出て、子どもと一緒に草むらの中に飛び込みたくなる。

      中能さんとは、今の職場の代表から紹介をいただき、お会いすることができました。ひょうひょうとした気さくな方で、本の中で「ヨンタ」さんが出てきた時、全く違和感なく中能さんと重ねることができました。この本を読んだ感想を、正直に書かせていただきました。失礼がありましたらご容赦ください。
      私自身、今の生活のメインが介護の仕事と育児なので、この本からもものの見方や考え方等、学んだことが多くありました。

      一人目の子を産んだ時、私は赤ちゃんというものを触ったのが、自分の子が初めてでした。大事に育てすぎて、少しでも危ないと思うものは事前に避けておき、本人にも危ないよ、と言い聞かせてきてしまいました。大事に、というよりは、恐る恐る、といった方が近いかもしれません。
      東京は人も車も多く、普段外で遊ぶところは、住宅街の中にあるちょこっとした公園か、少し離れたところにある大きめの公園くらい。外遊びをさせてあげたいと思っても、自分の子ども時代とは全く違う環境(私は北海道の大雪原と牧草地に囲まれて育ちました)で、右も左も分からず悩みまくりの初めての子育ての中、とにかく怪我や病気をさせないようにするだけで精一杯でした。

      この本の中に登場する森のようちえんと冒険学校の子どもたちの、生き生きとした遊びを読んで、自分の子にはこんなに木登りをさせたことは無いし、何より絶対、私が「危ないよ!」と言ってしまう・・。
      「刃物はよく切れる物を。」なんて、全く考えつかなかったし、持たせようとも思いませんでした。
      本の中で繰り返し「見守る」という言葉が出てきます。
      子どもの「体験」する機会を「危ないよ」で奪っていることに気がつき、学びました。そんな息子ですが、昆虫が大好きすぎる少年になってくれて(そんな風に育ててしまったのに、昆虫!)今、青年の入り口に差し掛かっていますが。

      本を読んだあと、少しでも「体験」を取り戻せるかな?と思い立ち、密を避けて近隣にあるキャンプに連れて行きました。ガスランタンを初めて点けたり、雨の森を歩いたり、カブトムシを探したりして、充実して過ごせていたようです。
      私が「危ないよ」を飲み込んで、「見守る」をどこまでできるか。それでも、つい言ってしまうこともありますが、いつでも「自分がどうするか?」が大事なんだなと思いました。

      仕事の上では「ホスピタリティ」についても、大きな学びになりました。第4章 リーダーのホスピタリティーは、仕事をしていく中で大切なことが集約されていました。
      今の自分の仕事である、介護というサービス業に携わる中で、サービスとホスピタリティの違いを知ったことは、今後のお仕事全体の質が向上するキーワードになったと感じました。

      まだまだ未熟者ですが、リーダー的なお仕事もさせていただいているので、ホスピタリティを職場のみんなにも知ってもらいたいと考えていて、実際の研修内容にこのキーワードを盛り込むつもりでいます。お許しいただければ嬉しいです。

      はじめの引用の文章で、ヘンリー・ターナー・ベイリー博士の「子どもの生まれながらの権利」は、読むと涙が出そうな気持になります。というか本当はちょっと泣きました。
      人間も動物。自然の一部で、大きなもので包まれている。そこにある絶対的な安心感や一体感を、野外活動を通して「体験」すること。そして誰もが子どもの自分が内側にいて、きっと大人になっても、「体験」はできるんだろうなと感じました。

      『森のようちえん冒険学校』の内容は様々な要素を含んでいて、最後まで楽しく読ませていただきました。何よりもたくさんの気づきをいただけたことに感謝します。
      そして次のキャンプの機会があったら、絶対にやろうと決めたことがあります。それは、本のなかでも紹介されている『缶々ごはん』を炊いて食べることです。
      今から、ワクワクしています。子どもの「体験」する機会を「危ないよ」で奪っていることに気がつき学ばせてくれた一冊でもあります。
      子育て中の方には、是非、読んでほしい本としておすすめいたします。
                                      髙橋美枝
      株式会社かけはし(渡邉雅子代表)
      https://kakehashi.hinofuku.org/

    35. Nakayoku より:

      『もりのようちえん&冒険学校』の、中国版での出版おめでとうございます。
      中国でもご活躍なんて、凄い事ですね!
      私は本を読ませて頂いて、「ああ~!この本にもっと早くに出会えていればなあ!と
      思ったものでした!」
      中国でも良い出会いがありますように!

      日野市在住 M・Y

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