森のようちえんから国際交流まで、幅広い社会教育交流活動をご紹介します。

後先考えない子どもの遊び、だから楽しいのかも

久しぶりに故郷甑島に帰り、子どもたちと森遊びをすることになった。
最初は鎮守の森で遊ぶことを提案して現地に向かう。
到着後、森に向かって、「よろしくお願いします」とあいさつして「ここで遊ぼう」と提案。
しかし、子どもたちは鎮守の森には誰も入っていかない。「どうしてだろう」と鎮守の森を振り向くと、そこには規則正しく並んび苔むしている階段と、規則正しく植えられた樹木。そして規則正しく建てられた祠。
だれがいつ来てもよいように、地域の方々がきちんと整備されているのである。
しかし、子どもたちにはきちんと整備された規則正しいものにはあまり興味がないようである。
気が付けば、ほとんどの子どもが近くを流れている川遊びに大いに興味があるようで、参加者全員そちらに移動。
川に降りるまでには結構な坂があり、思わず滑る子も。またこの時期の川の流れは冷たい。どうするかなと見守っていると、最初は恐る恐る川に近づいていましたが、そのうち一人の子が川を渡れずに靴のまま川にぼちゃり。
これが合図だったようで、ほとんどの子どもが川の中へ、ぼちゃり、ぼちゃり、そのうちズボンもびっしょり、まさに「後先考えない遊びが始まりました」
キャー、キャーと声を上げて楽しんでいました。今回の参加者の中には、療育を必要とする子どももいましたが、にこにこしながら自然の懐に抱かれて自分流に楽しんでいました。
思い切り遊んだ後は着替えて帰路につきました。
大人になっていくにつれ、理性というものが働き、後先考えるようになります。
だからこそ、子どものうちに「後先考えない遊び」を沢山体験してほしいと思いました。
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