2023年7月14日(土)には奈良県天理市にある、森のようちえん、ウィズ・ナチュラ(岡本麻友子代表)を訪問させていただくチャンスに恵まれました。今回の活動場所は、川のせせらぎが聞こえる場所です。
到着すると、朝の集いが行われていました。集いの最後に自己紹介をさせていただき、子どもたちの遊びを見学させてもらうことになりました。
今日の遊びはもちろん川遊び、三歳から六歳まで18名の子どもたちは、思い思いに着替え始めました。
当然年上の子は早いのですが、小さい子をせかせることもなく、皆が着替えおわるまで待っててくれます。
皆が着替え終わると、年長さんの子が人数を数えはじめます。
もちろん、スタッフの皆さんも目配せをしてはいますが、「早く」の言葉は、今日の活動がおわるまで1回もききませんでした。
遊び場についた子どもたちは、岩滑り、飛び込み、水の掛け合いなど夢中に遊んでいます。
が、スタッフの声はほとんど聞こえてきません。
まるで忍者の様にそっと見守りながら、大人も、子どもと一緒に、子どものリズムを実に楽しそうに楽しんでいました。
川遊び終了後の、着替えも、食事の準備もすべが子どもの時間で進められて行きます。
まだまだ、ずぶ濡れの子どもたちもいますが、既にエプロンを着けて配膳は準備万端の年長さんもいます。しかし、ただ静かにその時が来るのを待っているのです。
まるで、対等平等について教えてもらったように気がしました。
子どものための自然体験活動と言いながら、大人のリズムで進められているところもあるやに聞いたことごあります。
子どもたちの自然体験活動に取り組まれるスタッフの方は、是非一度、ウィズ・ナチュラの子どもたちと一緒に遊ぶことをお勧め今します。
また、信念を貫いて子どもたちと付き合っているスタッフの皆さんに出合えたことも最高の収穫でした。
何よりも、時を楽しむことの大切さに気づかせていただいたことに感謝しています。