デイサービスなど高齢者の福祉施設に、ギターを抱えて昭和の歌をうたいに月に6~7回出かけている。
今日その活動に出かけたとき、選曲の一つに三橋美智也さんの古城を歌うことになり、兵庫県姫路市にある、姫路城をスライドで写し、「別名シラサギ城ともいうそうで、とても美しい城ですね」と話すと、会場の男性から「その城は誰が作ったのか」との質問があり。私は「すみません、そこまでは調べ切れていません」と答えると。
「それくらいちゃんと調べておけ」とのことであった。私は、「はい、次回までに調べておきます」と話して、みんなで歌うことにした。
そこで、慌てたスタッフは。その方のところに飛んでいき、男性の肩に手を当ててその男性の顔を見ながら何やら話しかけていた。何を話されたかはわからないが、その男性は一瞬ムッとした顔になってしまった。
唄の会が無事終わると、スタッフの方が私のそばに来て「すみません嫌な思いをさせて、あの方は認知症なのです」とのことであった。私は「いやいや大丈夫ですよ」と言いながらも、少しカチンときたことは確かであった。
そして、会場を後にした私は、大きく深呼吸をしながら考えた。「あの方が悪いのではない、病がそうさせているのだ」と。言い方は別としても、また一つ学ぶチャンスをいただいたと思い、むしろ感謝の気持ちに変わっていった。重ねて、改めて美しい姫路城の写真を見るチャンスをいただくこともできました。
(参考までにHPより抜粋)
姫路城の始まりは、今から677年前の1346年(南朝:正平元年、北朝:貞和2年)の赤松貞範による築城とする説が有力で、『姫路城史』や姫路市ではこの説を採っているそうです。
姫路城は国宝でもあり、平成5年(1993年)12月、奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産となりました。
シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城。白漆喰総塗籠造りの鮮やかな白の城壁や5重6階地下1階の大天守と東、西、乾の小天守が渡櫓で連結された連立式天守が特徴です。
今、私たちが目にしている姫路城の大天守は、今から414年前の慶長14年(1609年)に建築されたもので、400年以上が経過した現在でも、その美しい姿を残しています。
改めて、日本人の技術は本当に素晴らしいものですね、写真はHPより、フリーの写真を掲載させていただきました。